子供が大きくなるにつれて使用していたキャンプギアもだんだんと使えなくなってくるものです。
経年劣化ということもありますが、それよりも体が大きくなったが故にサイズアップしないといけなくなったという話の方で、今回は我が家の長女のシュラフをサイズアップする話です。
結論としては羽毛ではなく化繊のシュラフを購入しました。しかも僕個人としてはコスパが高いと思っているスナグパックのシュラフをチョイス。マリナーという名前のシュラフにしました。これは僕が持ってるノーチラスよりも快適温度が低いので、寒がりの女性にもよいと思われるシュラフです。
今回はこのシュラフを購入するに至った経緯などの話をしたいと思います。
羽毛か化繊かの話はコストのみで考えた
シュラフを選ぶ上で悩ましい話は羽毛のシュラフか、化繊のシュラフのどちらを購入するかです。
ただ、僕としてはあまり選ぶ基準を増やしたり、話をややこしくしたりするのはあまり意味がないのかなと思うところもあって基本的にはコストのみで考えた方が良いかなと思ってます。
僕としては羽毛のシュラフを購入するほどのお金を現状支払うことができないので、化繊のシュラフを購入して、他のことを我慢したり代用したりすることで化繊のシュラフでも十分に対応することができます。
シュラフにお金をかけられるか
化繊と羽毛では明らかに値段に差があります。僕の感覚ですと5倍以上の乖離があります。
要はこの価格差を受け入れることができるかどうかがシュラフを買うポイントだと思います。
シュラフのコンパクトさを受け入れられるか
確かに、羽毛のほうがコンパクトだったりします。でもファミリーキャンプで車で行くようなケースだとした化繊のシュラフはたしかに場所を取りますが、車の座席とお尻の間にしたり、座席の足元に置くなどの対応はできます。バイクや電車のキャンプ、ザックひとつで行くようなキャンプでない限りシュラフの収納なんてあまり気にするところではないと思います。
寒さ対策を受け入れられるか
寒い時期に耐えることができるシュラフならば羽毛のほうがいいという話もありますが、化繊のシュラフでも、冬のキャンプに耐えるために湯たんぽなどを使えば十分化繊のシュラフでもいけるというのが僕の見立てです。実際に化繊のシュラフを使って、12月末のキャンプに挑みました。シュラフだけだと寒かったですが、湯たんぽを用意しただけで全然快適にキャンプをすることができました。
寒さ対策としての湯たんぽはどうする
寒い時期のキャンプって寒さ対策は大事だと思うのですが、僕はこの寒さ対策として湯たんぽを使用してます。湯たんぽといったも家で使用しているような湯たんぽではありません。
今回はこの湯たんぽについてちょっと紹介したいと思います。
ナルゲンボトルを湯たんぽ代わりにする
僕がおすすめするのはナルゲンボトルを使った湯たんぽです。
ナルゲンボトルは高温で低音でも使用することができるので、沸騰したお湯を入れておいても、全く形状が変化することはありません。実際に自宅でも僕はナルゲンボトルを使って湯たんぽとして使用しています。
ナルゲンボトルには保温機能はないので、どんどんお湯は冷めていきますが、その際に放熱しますので、その熱を使用して暖を取るということにあります。自宅での使用実績になりますが、7時間くらいは温かい状態で使用することができました。
ナルゲンボトルは衛生面で優れていると思う
ナルゲンボトルのいいところは衛生面だと思っています。中から液体がこぼれないようにするために、通常のボトルは、ボトルと蓋の部分にゴムのリングがあるのですが、これが結構汚れやすいです。この掃除を忘れてしまうケースって結構あります。しかしナルゲンボトルにはこのゴムのリングがありません。したがってリングが汚れるという心配がないですし、掃除をする必要がありません。これが衛生的と言う理由です。
これは、油を入れたり、醤油やソース、タレを入れるときにもメリットがあります。通常のボトルのゴムリングは醤油などがつくことで変色をしてしまいますが、ゴムのリングが無いのであれば変色の必要がありません。そういった意味でもとても衛生的でだと言えると思います。
化繊のシュラフはどのシュラフがいいか
ちょっと湯たんぽの話になってしまい脱線してしまいましたが、ではどういったシュラフを購入するのがいいのかについてちょっと考えてみたいと思います。
購入するシュラフの条件はなにか
シュラフの条件として色々と考えてみましたが、僕が考えるシュラフの条件とはこちらになります。
- できれば封筒型だが、マミー型でも仕方ない。
- 快適温度は0度程度、限界温度はマイナス5度程度
- 色は何でもいいが、カモ柄はちょっと避けたい
ここでのポイントは封筒型は肩から風が入って寒く感じるが、マミー型は寝返りができず苦しくならないかという点です。そのために僕的には両方の特徴を持った、マミー型のシュラフが良いと思っています。
僕の発想は冬のキャンプをするのであれば、シュラフの上から毛布をかける、湯たんぽを使用するといったことでシュラフの体感温度よりも低い環境にも耐えることができると思っています。なので、体感温度は最低0度くらいでもいいかなというのが僕の現状の判断です。
また電源サイトを使用し、ホットカーペットなどを使用することで、テント内の温度を上げることもできますので、それほど厳しい環境用のシュラフを用意してなくてもよいというのが僕の感覚です。
どんなシュラフがあるのか
では、どんな化繊のシュラフが良いのでしょうか。僕は結局Snugpak(スナグパック)というイギリスのメーカーの化繊シュラフを購入しました。イギリス軍でも使用した実績があるということと、マミー型と封筒型のハイブリッド型のシュラフが僕の琴線に触れたというのもあります。
あまり化繊のシュラフの紹介をしているサイトもないので、僕が調べた結果について共有をしたいと思います。
化繊シュラフの紹介 4つの商品
イスカ アルファライト700X
https://www.isuka.co.jp/products/lineup/schlaf.php?sub=5化繊の割にはコンパクトと言われているのがこのイスカのアルファライトです。ただサイズを見ても、それほどコンパクトかと言われるとちょっと疑問ではあります。
マイナス6度が下限の温度だということですが、やはりその気温だと結構つらいようです。Amazonのレビューが結構面白いことが書いているので、参考になると思います。サクラもなさそうなんで、信用に足るレビューではないでしょうか。
モンベル バロウバッグ #2
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1121272モンベルのシュラフ、超有名ですね。バロウバッグは僕でもしっています。
#と数字は、対応温度域を示しており、数字が小さければ小さいほど対応温度の下限が低いということになっています。その分価格も上がるようです。
このシュラフが面白いのは、ストレッチ機能です。寝返りをうってもその動きに対応をするという点が面白いです。寝返りをとてもうつ子供には使えるシュラフかもしれませんね。
DEUTER(ドイター) スターゲイザー -10
http://www.jognote.com/goods/203804センタージッパーなので、シュラフとしても使用できますし、マットというかシートとしても使用することができます。
また、足元だけを開くこともできるので、靴を履いたままシュラフの内部を汚すことなく眠ることができるというのも特徴かもしれません。
KYAN™ 20
https://www.iwatani-primus.co.jp/products/Nemo/kyan20.htmlちょっと変わったというかあまり聞かないメーカーのものもご紹介したほうがいいのかなということで、NEMO Equipmentからシュラフをご紹介します。
形は俗にいうマミー型ではあります。肩口にポケットがついていたり、中の気温を調整するような機構がついていたりと、なかなかこだわった作りになっているようです。カラーはブルートオレンジというビビッドなカラーなので、好き嫌いが分かれるような気もします。僕はちょっと苦手な配色です。
12月でもスナグパックのノーチラスと湯たんぽで快適に寝れる
結論じみたタイトルではありますが、僕としてはスナグパックのノーチラスとナルゲンボトル1リットルの湯たんぽを使えば、平地キャンプという条件で12月のキャンプは可能だと思います。
もちろん山の中のキャンプ場や、気温が0度を下回るようなキャンプ場ならば難しいかもしれませんが、12月中旬から下旬にかけての平地キャンプ場ならば最低気温は5度くらいだと思いますし、それならば今の僕の装備品でも対応可能だと思います。
コストバランスの良い、化繊のシュラフですがぜひ皆さんも購入されてはいかがでしょうか。冬のキャンプは面白いですよ。
なお、今回ご紹介しているスナグパックを実際にキャンプ場で使用したときのレポートも少しですが書いています。こちらも良ければ御覧ください。

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