ランタンって照明器具としての役割だけではなくて雰囲気作りにもとても役立ちますよね。
ファミリーキャンプでは子供達が暗いのは嫌と実用性を要求されることが多いですが、ソロキャンプでは実用性だけではなく趣味の世界にもしっかりと足を突っ込みながらキャンプをしたいので、ランタンにも雰囲気重視のものを使うようにしています。
今回はランタンでもケロシンランタン、フェアーハンド276を購入して実際に使用したので、その話をしたいと思います。
また芯の交換もしたので、その話も少しだけしたいと思います。
フェアーハンドランタンとは
1902年創業のドイツメーカーだそうです。さすが職人の国ですね。渋いものを作られます。
軍用として使用されたり、ヒマラヤ遠征などでも使用された実績があるとのことで、作りの堅牢さ壊れない、強固さなどが窺い知れます。
ハリケーンランタン とも呼ばれ、台風の中でも消えないという安定感わ持っているのも大きな魅力だなと思います。
フェアーハンドランタンについては色々なサイトに載っていますので、ぜひこちらもご覧ください。
全体のイメージ
僕も日本人の気質というか横並び主義というか、例に漏れず購入していまいました、フェアーハンドランタン。
実際に使ってみると、とても簡単に火をつけることができますし、灯りも蝋燭のようにゆらめきがあるので雰囲気がとても良いです。
と言うようにかなり気にいってしまったランタンなので、少し外観のレビューをしたいと思います。
オイル充填の仕方
簡単に火をつけることができるのかこのフェアーハンドランタンの良いところですが、実際にどうやって気をつけるのかについて少し説明をします。
蓋はねじ式
ランタンの株にオイルを入れるタンクがあります。
タンクの入り口はねじ式になっていて、ネジを緩めて蓋を取り出しオイルを入れることができます。
オイルの入り口はあまり大きくないのでオイルを注ぐための容器の口は細くないとうまくオイルが入らない可能性があります。
おすすめはTrangia(トランギア)
ネットを見ているとナルゲンボトルの容量の小さい容器や、無印良品の化粧水などを入れる容器に入れている人もいますが、僕のお勧めはトランギアのボトルです。
フュエルボトルになるので、ガソリンや灯油を入れることもできることになります。
ボトルの注ぎ口も細い形状をしているのでランタンの入り口にも差し込んでオイルを挿入することができます。、
デザインもかっこいいので、キャンプにもっていくのにも写真映えする燃料ボトルです。
容量がちょっと大きいので、バックパックでのキャンプに持っていくには少し躊躇しますが、荷物に制約のないキャンプであれば、率先して持っていくギアのひとつですね。
注入量は
タンク容量は340mlとの記載です。ただマックス入れても、一晩中つけていてもタンクにオイルは残ってしまいます。
タンクからオイルを抜くは結構めんどくさい、というか難しいのであまりたくさん入れておかないほうがいいかもしれません。
ネットによっては、フェアーハンドランタンからオイルが漏れてしまったという話も聞きますので、持ち運びにはオイルをランタンに入れておかないほうがいいかもしれません。そういった意味でも、僕的には、200mlくらい入れておけば夕方から寝るまでは十分持つでしょうし、そのままつけたままにしていても、翌日には切れているんじゃないかなと思います。
使ったあとにはランタン自体を傾けてオイルを出すこともできるそうなので、入れる量はあまり気にしなくても良いかもしれませんね。
点火の仕方
つづいては点火の仕方です。
ホヤ上げる
Youtubeでもフェアーハンドランタンを着火するときの道具はいろいろなものをご使用されていますが、僕がおすすめするのはSOTOのスライドガストーチです。
進める理由はスライドガストーチだけあって、火元が伸びるんです。なので入り組んだ場所でも日をつけることができるというがスライドガストーチを勧める理由です。
マッチで付ける人もいるようですが、フェアーハンドランランの芯はちょっと入り組んだところにあるので、火を付けるまでちょっと時間がかかってしまい、手元が熱くなってしまう事があるように思います。なのでスライドガストーチがおすすめです。
火の大きさの調整する
火の大きさは芯がどれだけ外側に出ているかによります。芯が外側に出ているほど火の大きさが大きくなり、内側にしまわれていると火が小さくなります。
調整は芯を上下するレバーがあるのでそれを使用してください、このレバーはホヤを上下するレバーよりも軽い力でできるので、微調整もOKです。
芯地の加工と交換
先程、芯をカットすると火の形がきれいになるという話をしましたが、芯の加工について説明をします。
フェアーハンドランタン276の芯は1/2インチ(12.72mm)です。4分芯という言い方をしているサイトもありますし、13mmとざっくりした言い方をしているサイトもあります。大抵は1/2インチと覚えておけばいいと思います。
芯地を競り上げる
芯を上下するバーを使って、芯をある程度出します。
その後ホヤを動かさないとホヤをカットすることができないので、ホヤを外します。
といってもホヤを外し切るのはできないです。ランタンの上にあるリングがあるので、そのリングを上げて、ホヤの固定を完全に外してから90度傾けることで芯の先端をカットすることができます。
端っこをカットする
端っこのカットはかんたんです。四隅を斜めにカットして五角形のようにすればOK。
これって僕の予想なんですが、炎って先端が尖っている形をしていますよね。それがきれいというか。
芯の形もそれに合わえたほうがいいということで、炎の形に合わせて芯の端をカットするんだと思っています。
交換はこうやってやる
ホヤを上げる、またはホヤを90度傾けてから、芯を上下するバーを時計回しに回すとバーナー部分が外れますので、事前に購入した芯を交換しましょう。
残ったオイルはどうやって抜くのか
これは、そんなにややこしい話ではないです。ランタン自体の構造はシンプルなので、180傾けたとしても部品がとれるということはありませんので、オイル自体を直接外に出すことができます。
受け皿をどうするかですが、一時的にシェラカップなどで受け取り、後でトランギアのフュエルボトルに戻すという方法でも良いのかなと思います。
オイルが精霊になるのであれば、クッキングペーパーなどに染み込ませて捨てても良いかもしれませんね。
一泊二日でキャンプをする際に、夕方の17時位から翌日の7時くらいまで灯りをつけておくためにはどれくらいのオイルの量が必要なのかを知っておくと、翌日の片付けでオイルを出すということをしなくても良くなりますから、そういったところも知っておくと良いかもしれませんね。
キャンプ場で使ってみた
やっぱりキャンプ場で実際に使ってみたいということで、大阪府能勢市にある杜のテラスで使用してみました。
やっぱりほのかに明るい
思ったとおりほのかに明るい程度です。
これを頼りに他の作業をしたり、写真を撮ったりすることは不可能ですね。そういうことをしたいのであればLEDのランタンや大きなガソリンランタン、ペトロマックスなどのランタンを使用しないといけません。
フェアーハンドの明かりだけだと雰囲気満点
ただ雰囲気は満点です。
実際に明るいレンズで長時間の露光をして撮影をしましたが、やはりこうした写真の場合はフェアーハンドランタンくらいの灯りのほうが写真ばえします。
今はWAQのLEDランタンをソロキャンプのときのメインランタンにしていますので、サブランタンとしてはこのフェアーハンドランタンで十分だと思います。
夏場になると発熱して虫がよってくるので、虫よけ用のランタンとして使用しても良いかもしれませんね。
ケロシンランタンは雰囲気あるし他にもほしい
今自分が持っているランタンはLEDがメインです。そのほうが実用的ですし、今どきのLEDランタはとても明るいんです。1,000ルーメンで小型のものもあります。過去にWAQのLEDランタンの記事も書いていますので、そちらもぜひお読みください。
https://www.middleaged-camper.com/2020/02/waq_led_lanthanum/ただケロシン系のランタンは灯りがとてもあたたかい気がします。ランタン自体もおしゃれですし。
ペトロマックスのHK500もほしいなと思うのですが、いきなり高いものを買って使わなくなったら悲しいので、一度中華製のシーアンカーというオイルランタンがあるので、そちらでまずチャレンジをしてみたいと思います。
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